2008年11月から「フード・マイレージ セミナー 第1期」が開催され全4回にわたる講義を修了し、
2009年2月に11名の「フード・マイレージ ディレクター」が誕生しました。
第1期の受講生は、企業で活躍されている方・家庭の食卓を守る主婦の方などが集まり、
皆さん熱心に講義に参加されていました。
受講生の中の最年少で、先日のアースディ東京でも私たちリーフプロジェクトのブースでスタッフとして活躍してくださった渡辺美幸さんにインタビューを行いました。
セミナー受講のきっかけは何だったのでしょうか
日々の生活の中で、食料自給率の低さや賞味期限切れの食品はすぐ捨ててしまうなど日本の食生活について疑問に思うことがありました。
新聞で講座が行われることを知り、不安もありましたが食について勉強できる良い機会だと思い、受講することを決めました。
セミナーを受講して、一番印象に残っていることは何ですか?
私たちの食事は地球環境とつながっているということです。
自給率の低さ、食品廃棄などの問題は日本国内だけの問題だと思っていましたが、
他国や地球環境とも関連し、環境負荷となるような影響を与えていることを知り驚きました。
自分が普段食べているものが、どのようにしてできているのか考えることの必要性を強く感じました。
フード・マイレージ ディレクターになられて、
生活の中に変化はありますか?
講座の中で「小さなことでも行動することが大切」ということを学びました。
フードマイレージを考えた食品選びはもちろん、食品を買いすぎない、
野菜くずなどのゴミが出ないように調理方法を工夫するなど心がけるようになりました。
また、自分の行動と環境をつなげて考えられるようになり、視野を広くもてるようにもなりました。
これから今回学んだことをどのように活かしていきたいですか?
まずは身近な人に伝えることが目標です。
家族・友人など周囲の人たちに、フードマイレージを通して楽しみながら地産地消・旬産旬消の大切さを伝えていきたいです。
今後受講される方々へメッセージをお願いします!
フードマイレージの考え方・計算方法を勉強することによって、
日本が抱える環境や食の問題について、
簡単でわかりやすく誰にでも伝えられる手段を身につけられるようになると思います。
ぜひ、フードマイレージを勉強して多くの人に広めていってください!!
ありがとうございました。
2009年5月
インタビュー・文 : リーフプロジェクト 山内美穂